誘惑に負けて、リンゴ皮剥き器を買ってしまった。
ちなみにAmazonで34ドル。
どうするかというと、この針の部分にリンゴのケツをぶっ差し、あとはハンドルをひたすら回すだけだ。
皮が剥けたリンゴは、付属のカッターで押し切ると、芯がとれて、8ツ切りにしてくれる。
……はっきりいって、メチャクチャ簡単だ。
さっさと買えばよかった。
ところが、説明書をきちんと読まずに使い始めてしまい、剥き終わりのリンゴを取り出す際に何度か刃の部分に触ってしまい、指に切り傷を作ってしまった。
正しい使い方は、剥き終わってもハンドルを回し続ければ、勝手に刃の位置が動いてリンゴが簡単に取れるようになるんだったが、それに気づいた頃には切り傷は3ヶ所に増えていた。
「矢代さん、怪我したんですか⁈」
百目鬼が傷を洗っている俺を見つけて駆け寄ってきて、俺の手首を掴んだ。
……まぁ、見つかればこうなるだろう、とは思ってたが。
「……あんま吸うなよ。止血になんねぇだろ」
「すみません」
「……て、距離近ぇ! あとココロにもないこと言うんじゃねぇ!」
なにがスミマセンなんだか、どうも指を吸ってスイッチが入ったらしい百目鬼のボディタッチが激しいので、「バンドエイド持ってこい!」と命じておいて、本日のメニューの変更を考えた。
どうせ当分は仕事になんねぇから、仕込んでほっとけば勝手に出来るモノ……またスロークッカーに任せるか。
というわけで、Slow Cooker Pork and Sauerkraut with Apples とやらをやってみることにする。
https://www.allrecipes.com/recipe/235927/slow-cooker-pork-and-sauerkraut-with-apples/
Ingredients
- 6 thick-cut pork chops
- 4 tart apples, peeled and sliced
- 1 large onion, sliced
- water to cover
- 1 quart sauerkraut
- ½ teaspoon fennel seed, or to taste
……いや、ちょっと待てよ。
コレ、塩とか、ブイヨンとか、ねぇの??
ザウアークラウトが入るにしても、どう考えても、マトモな味になると思えねぇんだが?
このままではこっちでよくある「なんの味もしねぇ料理」になること請け合いなので、勝手に肉は塩胡椒し、ブイヨンとスパイス類を足した(今日はオールスパイスとセロリシードにしてみた。フェンネルシードがねぇ)
1)豚肉は塩胡椒して軽く焼き目をつける。
2)リンゴとタマネギをスライスしてスロークッカーに投入。そこに焼き目をつけた豚肉、水、ブイヨン、スパイス類を投入。
3)ザウアークラウトは3時間ほどしてから入れるらしいが、今日はそこまで時間をかける気がないので、もう最初から投入。
まぁ、こんだけ仕込んどけば、風呂場で一戦交える間に出来んだろ。
「いっとくけど、風呂が先だからな⁈ まあ、シャクるくらいならやってやってもいいが……」
「えっ……いいんですか?」
「その代わり、俺が先」
問答無用で百目鬼のベルトを外してズボンをずらしてやったら、百目鬼のやつ、赤くなってオロオロし始めた。
コイツ、最初出会った頃は何しても眉ひとつ動かさなかったくせに、随分とウブになったもんだ。
「あの……矢代さん、カーテンが……」
「まだ外の方が明るいから、遠くからは家の中は見えねぇって、知ってんだろ?」
「しかし……」
まだ外が明るいうちから、キッチンで……とか、わりと唆るな、コレ(笑)。
追記:
ちなみに、料理の味は、ほとんどザウアークラウトの味しかしなかった。
ザウアークラウトの量が多すぎたのか、ブイヨンとか入れても意味ねぇ、ってことだったのか、、、
多分二度と作んねぇなコレ。
……とりあえず、あなたが結構シチュエーション萌えするタイプだというのはよくわかりましたので、今後の傾向と対策を考えます(笑)
台所、カウンターキッチン作りませんか?
ああ?!? ドーメキのくせに「萌え」とか!!!
カウンターキッチンの上でナニを料理する気だてめーは!
結構立っているのが辛そうでしたので。
それに、包丁の刃が危なくて、結局できなかったので……
いやだからそれ以前に風呂が先だっつーの!
ちょっと待て、、、話聞けよコラ‼️