2025年のクリスマス(ローストターキーその2)

週末から放置プレイしておいたターキーだが、結局24日の朝まで解凍か完了せず、クリスマスイブに慌ただしくヤキを入れることになった。
ここまでの準備については、以下の日記にあるのでそちらを参照。

https://moo-and-mole.com/birds/2025/12/21/turkey_day1/

さて、長くなるので、先に必要なものをリストアップする。

ローストターキー用
  • トリ丸焼き用バット
  • アルミホイル(厚手)
  • キャノーラオイル(他のオイルでも不可ではないが、一番高熱に耐えて酸化しにくいのがキャノーラ油)
  • 延長コードつきプローブをブッ刺すタイプの温度計
  • オレンジの皮
付け合わせ用
  • 付け合わせにするロースト野菜を切ったもの
  • インスタントのスタッフィング(別に自分でパンから作ってもいいが)
  • パーチメントペーパー(まぁアルミホイルでもいい)
  • オリーブオイル、塩、ローズマリー
クランベリーソース用
  • 生クランベリー 12オンス
  • 100%オレンジジュース 1カップ
  • 砂糖 半カップ

1)オーブンを500°F(260°C)で予熱開始

まずオーブンに火を入れておき、ブライン液からトリを取り出す。
腹と首の空洞に首肉とレバー、心臓、砂肝などが詰まっているので、それを取り出す。

これはフツーは煮てグレイビーソースのダシにするんだが、砂肝、ハツときたらやはりヤキトリだろう。
コッチの奴ら、モツ系は「Gamyだ」とかいってあんまし食わねぇらしい。
イタリア系移民なんかは牛の胃袋とか砂肝とか食うから、そのへんまではグロッサリーストアの片隅においてあったりするが、ハツはまぁ普通のスーパーにはおいてないので、これをただダシにするのは勿体なすぎる。

というわけで、うちでは塩胡椒で焼いて食う。
ニワトリよりもかなりでかいので、なかなか食いごたえがある。

 

2)トリを専用バットに置いて翼をしまう。

トリ丸焼き用の専用バットは、この時期スーパーでアルミ製の使い捨てのものがたくさん出回っている。
焼き上がりをどこかへ持っていくならそれでもいいんだが、このタイプのバットは背中側の肉がトリから溢れた汁や油でベトベトになる。問題は、この液が結構塩分が強いので、背側の肉が塩辛くて食えなくなる可能性があることだ。
まぁ、別に骨ごとダシをとるならそれでもいいんだが、うちでは毎年のことでわざわざ使い捨てバットを買いに行くのも面倒なので、網付きの専用バットを使っている。

さて、トリの丸焼きは、腹側を上にして焼くわけだが、このとき手羽の部分が出しっぱなしだと、手羽先ががっつり焦げるし、見た目もよろしくない。

というわけで、手羽のさきっぽを体の下に織り込むようにしてたたむ。手羽の先を、180度頭の方向に捻って、上腕に相当する骨の下になるようにひっかける。
ただ翼を畳むだけだと熱で開いてくるから、先っぽを上腕骨の下に入れ込むまでしっかり捻ることが肝要。

↓ こうなってるやつを

↓こうだ。

地味な作業だが、焼き上がりの見た目が焼死事件みたいなことにならないようにするためには、結構大事。

3)アルミの前掛けをつくる

アルトン・ブラウンの動画でやってたおすすめの方法。胸肉に火が通り過ぎないように、アルミホイルで前掛けをつくる。
アルミホイルは、Heavy Dutyの分厚いやつを使うこと! 薄っぺらくてもないよりはマシだが。

なんでこんなことをするかというと、トリは部位によって火が通る温度が違うからだ。
サルモネラ菌で腹をやられないためには、中まで完全に火を通す必要がある。
このとき、胸肉は161°F(72°C)で火が通る。一方、もも肉などの色の濃い肉の部分は170°F(77°C)まで温度を上げる必要がある。それより低いと、食感がゴム食ってるみたいになる。
だからといって、もも肉の内側まで火が通るまで待ってしまうと、その間に胸肉は火が通り過ぎてパッサパサになる。

というわけで、もも肉の温度が上がる速度と、胸肉の温度が上がる速度をコントロールするために、この前掛けが必要になるわけだ。

作り方は簡単で、でかいアルミホイルの端っこを折って3角形に尖らせればいい。こんな感じ。

 

 

4)キャノーラオイルを塗る

レシピによっては、このときに塩胡椒だのハーブだのを塗るのもあるんだが、あまりおすすめしない。
なぜなら間違いなく焦げるからだ。
とくにハーブ系の葉っぱなんてのは確実に炭になる。このデカさのトリだと2〜3時間ほどは焼くことになるのを忘れてはいけない。
焦げたハーブやコショウなんてのは、香りもすっとんで苦いだけだ。(なので、香りをつけるならブライン液の方につける方がいい)

同じ理由で、油もキャノーラ油がいい。3時間も加熱して酸化を促進させることになるので、なるべく高温でも酸化しない油がベスト。
オリーブオイルも好きなら別にかまわねぇけど、まず酸化するし、香りもほとんど飛ぶ。

どーしてもニンニク入れたい!!とかいう奴は、皮を少し切って、その下に仕込めば焦げずに済むし、香りも残る。
だが、見た目はまるでSMプレイ受けたみたいになる(まぁそれで燃えるってんならそれでもいいが)。

 

 

5)オレンジの皮を腹に仕込む

腹にはブレッドクラムを詰めるんじゃないか? と思うかもしれないが、はっきりいってこれはかなりキケンだ。
たしかに、腹にパンを詰めれば、肉汁を吸ってくれる。
だが問題は、そこが生煮えだと、サルモネラ菌が大フィーバー、という結果になる。

だいたい、このデカさのターキーを焼くということは、ほとんどの場合、翌日も翌々日もそいつを食い続ける、ということだ。
でもって、こんなクソでかいトリをしまえる冷蔵庫は普通の家庭にはない。
結局、冷暗所にパーティセットのまま放置、なんて事態が頻発する。

そこで、生煮えのスタッフィングがサルモネラ菌の大温床になる、というわけだ。
それを防ぎたいならがっつり火を通せばいいが、そうすると間違いなく胸肉はパサパサのカチコチになる。

というわけで、まぁこれもアルトンの受け売りなんだが、腹には何も詰めず、少しだけ生臭みをとるのにオレンジの皮を突っ込む程度にしておくのがベストらしい。
どーしてもスタッフィングやりたきゃ、腹の空洞の部分の皮と肉に火が通ったころに、オレンジの皮どけて、すでにパンとブイヨンを合わせて火をがっつり通してあるスタッフィングを詰めろ、とのこと。

ちなみに、オレンジ買ってくるの忘れたのでミカン(マンダリンオレンジ)の皮で代用。

6)温度計のプローブを胸肉の真ん中にブッ刺す

トリによっては、胸になんかちっせーボタンみたいなプラスチックの器具がブッ刺されてることもある。
これは焼き上がりを知らせるやつなんだが、精度がゴミでほとんど使えねぇから、自分で温度計を買ってきてブッ刺すこと。
もとからついてるやつは引っこ抜かないように。傷になってそっから肉汁が流れ出す。

プローブは、先端がちょうど胸肉の一番分厚いところの真ん中にくるようにブッ刺す必要がある。外の皮に近すぎても、腹の空洞に近すぎてもダメ。
だいたい、胸の上の方からケツ側にまっすぐ水平に刺せばまぁそこそこうまくいく。
この写真だとまるで斜めに刺さってるように見えるが、これはプローブがもとから「く」の字に曲がっている製品のため。

温度計のターゲット温度を161°F(72°C)に設定する。これで、胸肉の温度が161°Fに達したらアラームが鳴る。

 

 

 

7)500°F(260°C)で30分焼く

最初に高温で皮をあぶり、肉汁を中に閉じ込める。
アルミの前掛けは今はかけない。

当たり前だが、温度計の本体を一緒にオーブンの中に入れてはいけない。間違いなくぶっ壊れる。
そのためにプローブには長い耐熱コードがついてるんだが、安物を買うとこのコードの被膜がビニール製で、耐熱のはずなのにオーブンの扉で挟まれた部分が焦げることがある。
買うなら被膜が金属製のやつをおすすめする。

で、30分経ったのがコレ。

なんかまだ皮が生生しい・・・。

まぁ、レシピのトリよりかなりでかいので、その辺の問題だろうかと、もう10分追加した。
それでも皮がバリっとしないので、ブロイラーモードに変えてもう10分追加したんだが、そうしたら一気に焦げた。

・・・。

結局ローソクプレイ済みみたいなトリになっちまったが、まぁ、食えねぇほどじゃねぇから、いいことにする。

 

8)アルミの前掛けをオン、オーブンを350°F(177°C)に設定

こっから先は、温度を下げてじっくり火を通す。
胸肉の温度が161°F(72°C)になったらすぐにオーブンから出さねばならんので、温度計のアラームが聞こえる場所にいること。

 

9)付け合わせの野菜を切ってオーブンに投入

冷蔵庫の余り野菜でよし。塩とオリーブオイルとローズマリーで味付けしてオーブンのトリの下に投入。

だいたい40分くらいで火が通るので、適当なところで取り出す。

 

10)クランベリーソースを作る

ウィスコンシン州はクランベリーの産地ということもあり、このへんではグレイビーソースよりクランベリーソースの方がメジャーだ。
クランベリーのパンチのきいた酸味は肉によくあう。

作り方は、たんにスーパーに売ってる生クランベリー12オンス袋1袋につき、オレンジジュース1カップ、砂糖半カップを加えて煮るだけ。
ただしウチはクランベリーソースの消費量がハンパないので、2倍量で作る。

オレンジジュース買ってくんの忘れたからグレープフルーツジュースで代用。

ところで、クランベリーはペクチンの含有量が半端ないので、煮るとあっという間に鍋が吹きこぼれる。
なので火を入れ始めたらそばを離れてはいけない。
そろそろ吹く、という合図のひとつに、クランベリーの弾ける音がある。この音がひとしきり鳴って落ち着いてきたら、じきに沸騰するのですぐに火を弱めること。
こんな音だ。

Untitled

 

出来上がりはこんな感じ。水飴とか使わなくてもかなりとろみが出る。

 

11)温度計が161°F(72°C)になったらすぐにトリをオーブンから出し、15分以上おく

オーブンから出したあとも余熱で火が入るので、すぐに切ってはいけない。
最低でも15分はそのまま放置。

 

サラダもつけるか、と思ったがテーブルに乗らないのでやめた。

 

ウチには一応暖炉があるんだが、前の家主も一度も使ったことがない、という話で、使えるようになるまでメンテすんのにいくらかかるのか不明のため、暖炉が欲しいときはテレビに暖炉の代わりをしてもらっている。
まぁ、年に何回も使うわけじゃねぇし、コレで十分だろ。

 

切ってみたが、ちゃんと火が通ってる模様。

で、これに、、、

アホほどクランベリーソースをつけて食う(笑)。
砂糖のかわりにラカント糖を使ったから、思い切り食っても大丈夫だ。

 

百目鬼が仕事から戻ってきたので、二人でトリを腹いっぱい食って、その後はCapitolのそばにあるイルミネーションを見に行った。
職場でそんな場所がある、と聞いたので出かけたんだが、、、
日本のルミナリエとかに比べると、地元臭がハンパない(笑)。

 

まぁ、このへんはほぼほぼ子供向けのディスプレイなんだが、その外れから見た湖の向こうの州会議事堂は、なかなか幻想的だった。

この時期、湖は完全に凍っていることが多いんだが、昨日から今日にかけて気温が高かったので、向こう岸の方は若干氷が溶けている模様。

ついでに、州会議事堂を見にいった。

ここでケッコン式挙げてからもう4年かー。

 

百目鬼にプロポーズされた教会の前で、オマエ、なんであんな人前でいきなり膝ついたんだ? と訊いたら、「俺はどこにいても、誰の目の前でも、あなたの前に膝をつくことに躊躇はありません」とか真顔で返ってきた。

まったく、、、。

ケッコンして4年がすぎても、全く変わんねぇなー、オマエは(笑)。

 

5 thoughts on “2025年のクリスマス(ローストターキーその2)

  1. 毎年あなたに任せきりでしたが、こんなに時間も手間もかかるものだったんですね・・・!
    来年は俺がやりますから!!

  2. いや、手間はそんなにかかってない。トリが重いだけで。
    なので、まぁ、来年はトリ運搬係頼むわ(笑)

  3. 任せてください!

    ターキーを大量に食べると眠くなる、ときいたのですが、外を散歩してきたせいか、全然眠くなりませんね……?

  4. 眠くなるどころか、お前ギンギンじゃねーの(笑)
    まぁ昨日からソワソワしてたけどな(笑)

    そんじゃ、お待ちかね、風呂入って寝るか。

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