に無事ロンドンのカミュのアパートメントに到着。
途中、死ぬかと思った…。
流石に汗をかいて、来た早々シャワーを借りてクーラーと扇風機で涼ましてもらってしまった…。
何、これ? 今年のロンドンのこの異常な暑さ!!
学生のみならず、いい年したおじさん、おじいちゃんまでシャツのボタンはだけてたり、完全に上半身裸。
なんだか、違う国に来たみたいだ…。
ちょっと、真似してみようかと思ったけれど、これ、服を脱いだ方が暑いんじゃないか??
まあ、凄い道を歩いたなぁ…と思い、たどり着くと、カミュが丁度メールを打ち終わった所だった。
一連の騒ぎ(?)の説明を受けて笑うこと暫し。
だって、オレ、ニューオリンズの謝肉祭なんて知らなかったけれど、これ、随分とヴェネチアとは雰囲気が違うな(笑)
オレは行って見たいけれど、カミュはどうする?(ハリケーンってどのくらい強いんだろう?)
お前、本当に行きたいのか?? ニューオリンズ……
普通にVooDooショップが表通りにあって、店は藁人形で溢れてて、マルディ・グラには道路が酒びだしになるような所だぞ??
まあ、もとフランスの入植地だけあって、食事はアメリカの他の地方よりはましだが……
いや、お前が見たいなら別にいいけど…
(あの様子じゃ、アイオロス先輩が本気でツアー組みそうだしな)
素朴に疑問。
なんでそんなに詳しいの??
いや……別に、大学時代の同期から散々話を聞かされたからだが…
(不気味な藁人形も土産に貰ったし。でも、一緒に貰ったベニエの粉は、そう悪くない出来だった)
あ、そうなんだ。
オレは今まで全然知らなかったから。
そんなに有名なの?
でも、やっぱりカミュとロスの守備範囲って似ているよな、とぼんやり思う。
この街でも、ロスもカミュも最後まで立って居そうだもんなぁ…。
まあ、お前は知らないだろうな……(多分知ってもげっそりするだけだと思うけど)
もし我々と、サガ先輩とアイオロス先輩が四人で出かけたら、お前とサガ先輩が先に脱落するだろう、というのは容易に想像できるが、
わざわざロンドンまで来て下らん事を言うな。<先輩に似てる
……実はここら辺のやり取りは、オレはバスローブにタオル頭に引っ掛けて、カミュはいつものようにきちんとスラックスとシャツといった格好で、ダイニングのテーブルに座り、アイスティーをご馳走になりながらの話だった。
で、ロスに似ている、と言った所で、カミュの眉間にビシッ、縦皺が入った。(褒めているんだけれど…)
(気温が下がるよな…)
ごめんね、と言って眉間をペロリと舐めて、頭を撫でて、髪をまさぐっていると、漸くカミュが背中に腕を回してくれた。
そもそも、そうしたくて早くにロンドンに来たのにね(笑)
そのままカミュの寝室に移動して、髪を撫でる手を外すのが惜しくて、口でカミュのボタンとか外したら酷く驚かれた。
これから、ロスに貰ったチケットで音楽を聴きに行く所。
ロス、チケット、Grazie!!