呆然……

仕事場に、(つまり大学に)ヘンリーが来た……(汗)


今週は忙しいから週末に連絡する、と伝えてあったのに、何かを察知したらしい……(汗)
ゼミの後、喫茶店で待ちかまえていた老ヘンリーに懇々と諭されること1時間。とにかく、少ないながらも受け持ちの学生がいるし、すぐには実家には戻れない、と逃げたら、では学期末には必ず戻るように、と釘を刺されてしまった。
実際のところ、私自身はヘンリーと過ごした時間はそれほど長くない。老ヘンリー、すなわちアーサー・ヘンリーはカノンと共にアメリカに渡ってしまったからだ。であるので、私は主に、ヘンリー・ジュニアであるアレックスの世話になって育った。比較的年が近いアレックスは、今でも年の離れた兄のように感じる事がある。だが、二十年近く昔、カノンと共によく雷を落とされた老ヘンリーには、今でも無条件で頭が上がらない。
頭は上がらないが、いい加減な言い逃れをして余計な期待をさせるわけにはいかないので、今ここで先の答えを述べるわけにはいかないから、週末まで待ってくれ、と再度交渉した。
ヘンリーは、彼にとっては自明でさえある約束に首を縦に振らない私に驚いたらしい。
「サガ様は一体どうなされたのか、アレックスは何をしていたのだ」と話が全く別の方に飛びかけたので、慌ててアレックスは与り知らぬ事だ、と弁明して、結局実家に隠し事をしていた事を証明するような形になってしまった。
まあ、いずれにしても、これ以上は隠しようがないから、仕方のない事なんだが……
それにしても、よほど言葉を選ばないと、老ヘンリーの心臓にはあまりにも衝撃が強すぎるかも知れない……
兎に角、アレックスに罪はないこと、いずれ全て話すから絶対にアレックスを責めないで欲しい、と約束させて、何とか引き取ってもらった。
が………
あまりにも、前途多難だ………(溜息)。
まあ、初めから分かっていた事なのだから、諦めて受け入れるしかないのだけれども。

「呆然……」への5件のフィードバック

  1. アイオロス・ヴィンセント・エインズワース より: 返信

    あのな……(嘆息)。
    頼むから、そうぐらぐら揺らがんでくれんかね……?
    お前の気持ちは決まっているんだろ? 後は周囲をどう説得するか、ってだけの話なんだろ?
    なんでそう人様の思惑を気にするのかさっぱり俺には理解出来ん。
    お前が色々気にすれば、相手にもそれは伝わるし、まあ、いい奴だと思われる時もあるかもしれんが、説得する時には付け入る隙を与えるだけだと思うんだが、違うのか? オマエ様方の世界では?
    どうなのよ、カノン??
    お前の兄貴って、逆にお前の親戚達に丸め込まれるって可能性、結構あるの?
    骨はある奴だと思ってるんだけど? 俺は。(で、そこをお前も雰囲気が違うと言ってるんだと思うんだが?)
    この場合、エセルのあれは責任感なの? 罪悪感なの?
    同士討ちは避けたいところなんだけど?

  2. カノン・セオフィラス・シュローズベリ より: 返信

    俺に聞くな。
    まあ、奴がぐらついて諦めてくれりゃ俺には好都合だし?
    今度ばかりは俺もヘンリー、やれやれ、って感じ?
    ま、兄貴は昔からよく悩む奴だったからな。
    当分、ハゲるまで悩むだろうよ。
    そのくせ、結論は結構俺と一緒だったりするんだけどな。
    ところで、俺はお前達の同士じゃねえぞ?
    俺は、兄貴が家を継ぐのに大賛成だからな♪

  3. サガ・エセルバート・シュローズベリ より: 返信

    別にゆらいでなんかいない!
    ただ、話には順序があると思っているだけだ。
    カノンが首を縦に振っていない現状では、まだ何も実家に言える事はないと言うだけで…
    そういうわけだから、週末はよろしく、カノン。

  4. アイオロス・ヴィンセント・エインズワース より: 返信

    ここの住人のえせるの方がよっぽど割り切がいいな(呆)。
    TITLE:魂の叫び
    あの家を 削除するのは ジュニアなり
    物事には順序も大事だが、物事を進めるのは勢いだ。悩んでっと勢いが殺がれるぞ。>エセル
    大丈夫。お前はちゃんと頭数に入っている。>カノン

  5. カノン・セオフィラス・シュローズベリ より: 返信

    だから俺を数に入れるな!!!!!(怒)

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