一時は、助かっても後遺症の残るヨタヨタうさぎになるだろうと見込んでいた茶ボロは、昨日あたりから復活の模様。
月曜の夕刻には、ゲージの金属柵に齧りつき、ガチャガチャと音を立て、柵を鼻で押し上げ「出せ出せ」コールを発していた。
牧草をよく食し、糞の形状も近年に無いほど模範的な良品になった。
薬は、バナナを半分に割って間にそこに塗りつけ、また元の状態に戻し皿の上に乗せて出している。
味は時に無いのか、気にせず食べている。
他のうさぎにペレットを出す音を聞いて、金属柵にかじりついて音を出すようにもなった。
ペレットを紙皿の上に出せば、がっつくようにもなった。
ふむ…。
一体、あれはなんだったのだ? というぐらいの回復(まだ若干すっきりしない感が体の雰囲気に残るものの、頸の傾きは消え、腰にも昨日の晩あたりから張りが戻ってきた。)
エセルの感想によれば、これは大きな風邪だったのではないか、との事。
風邪を引いて体調を崩し、一気に体の大掃除が出来たのではないか、と穿っている。
検査の結果では、エンセファリトゾーンは証明されたのだが、どうもこの発症事態も、弱い固体云々より、どうやらアレルギーがアレルゲンの蓄積によってある日突然症状を発する経緯に近いようにも感じられてきた。
そう考えると、色々と納得する部分も多い。
結果として、茶ボロは以前にましてしっかりと牧草を食すようになり、beautifulな糞をしている。
ドウコに経緯を話すと、病気をして体は丈夫になるのだと、カラカラと笑われた。
次からは、人間の手を借りずに、自力でなんとかして欲しいものだと思った次第。