昨日の晩にカミュに電話した。
その前にロンドンのサガに電話して(これが火曜の晩)、こちらの用件を伝えたら
「うちは、もちろん喜んで希望に沿わせてもらうけど、まずは二人揃って遊びにおいで」
と言われた。
ので、荷物の受け取りをお願いして、通販サイトに。
水曜はちょっとまたローマを離れてシチリアにまで行っていたので、カミュに電話が出来なかった。
「もしもし? 元気?」
「元気だよ(笑)。そっちは?」
「元気! 今さっきシチリアら帰って来た所! カミュ、1ユーロで家買わない?」
「……はあ?!」
「1ユーロで土地付き一軒家が今なら帰るんだ! どう?(笑)」
「犬小屋?(笑)」
「まさか! ちゃんとした人間の家だよ(笑) 80平方メートルくらい。 でかくはないけどね」
「そんな話があるわけないだろう」
「うん、まあ、家は自分で直さなきゃいけないんだけど。
でもまあ、コネはあるし、安く上がると思うよ?
地震でずっと手付かずだった地域の復興事業の一環なんだ。
地元の業者を使って、二年以内に家を建てれば1ユーロ」
「……何、真面目な話なのか?」
「真面目な話だよ? ほら、これ市長のブログ。
http://www.vittoriosgarbi.it/j/index.php?option=com_content&task=view&id=116&Itemid=40」
「ほんとだ……(汗)
でも、シシリーか………」
「まあ、田舎だったよ(笑)。でも、のんびりしててなかなか良かったよ?」
「いや、田舎はいいんだが……ローマより南で仕事はできないな(苦笑)」
「そうだよなぁ……暫くは働かないとなぁ……。
でもさ、これ、共同で買ったりしたら良くないか?
別荘にって事で。こっちで実はそういう話があったから、今回下見に行ってきたんだけど。
そっちでもロスとかシュラとか、みんなで金出し合って家建てたら将来楽しくないか?」
「そうだな……夢としては楽しそうだけど。他の家屋からちょっと離れたところがあれば、気兼ねせず音が出せて合宿ができるな」
「うん! それでさ、カミュ、今週の土曜って予定何もなかったよな? 一緒にサガの家に行かないか?」
「え………ええっ?! ちょっと!!」
「サガも遊びにおいでって言ってくれたし、飛行機のチケットも取ったからさ! 5時においでって言われたから、4時半くらいにいつもの場所で待ち合わせてなんか買って行けば丁度いいだろ?」
「まさか、本気……?? っていうか、サガ先輩も乗り気なのか、その話!」
「うーん、まあ、詳しい話は会ってからって事でさ! いいよね?」
「うん……まあ、今度の土日はあいているし……でも、お前、わざわざ来るんだ?」
「いくよ! 今頑張って土曜日の日程空けてるから(笑)。それで、土曜日は泊めてくれるの?」
「……うん(笑)。この間は、ごめん」
「No, no…scusami…ahーm…… いや、とにかく、カミュが元気ならいいよ。じゃ、土曜日にね(笑)」
それから5分くらいまたたわいも無い事を話して電話を切った。
そして、不眠不休で今に至る。
ガンバレ、俺!
あとちょっとで仕事は終わりだ!
そしたら、ロンドンに行ける!
サガの所に荷物も無事届いたようだし……。