将軍復活

…実を言うと、今回はスペインが取るんじゃないかと半分ばかり思っていたのだが…


仕事もあるし、結果だけ見ようと思っていたのだが、つい後半戦の時間になってテレビのスイッチを入れてしまった。
結論を言えば、45分ばかり仕事の手を止めても見てよかった。よしんば、ブラジル戦が本当にジダンの引退戦になってしまっても、今日のプレイを見られただけでも満足すべきだろう。
レッドカードで一回欠場がむしろ休養になって良かったのかも知れない。今日のジダンは将軍の貫禄十分だった。前線のタイミングが噛み合ない場面もいくつかあったが、彼自身はよいパスを出していたし…。
ロスタイム3点目の瞬間は、思わず息を飲んだ。まるで大人が子供をあしらうかのように一瞬でマークを外し、キーパーの塞いだコースを正確に避けて叩き込んだ。
2点目は微妙な判定のお陰で稼いだが、3点目は実力だ。
…しかし、もし運命の女神がフランスに見方して、イングランドも次のポルトガル戦を勝ち上がると、なかなか複雑な対戦になってしまう…特に某先輩からなりふり構わぬクレームが入りそうだ。どうも、殺人以外何をやってもいいから勝てと本気で思っているらしい。あの人の場合、実際に事が起きたら本気で弁護台に立ちそうだから洒落にならない。
勿論、だからどちらかに負けて欲しい、とは決して思わないが。
まあ、先輩も多分思っていないだろう、ブラジルよりはフランスの方がましだと思っているに違いない。
…つくづく、イタリアは平和でうらやましい……。
(一番のダークホースは既に片付けたしな(笑))

「将軍復活」への7件のフィードバック

  1. アイオロス・ヴィンセント・エインズワース より: 返信

    某先輩って誰の事だ? どこぞの後輩は仕事もせずに他国の応援なぞ優雅にしていらっしゃるようですが(笑)
    バーロウ、言っておくが、俺はブラジルが負けた方がイングランドの勝率が上がるなんぞケチ臭いことを考える人間じゃないぜ? やるなら王将の首を取ってこその勝利だろよ?
    心置きなく、次の試合で勇退してくれて結構だ。お気に入りのジダンが活躍して満足したらしいな(笑)
    優勝しか考えない、という事は、全ての国に、どんな状況でも勝ってみせるという事だ。その覚悟もなくちまちまとマシだのなんだのほざくような軟弱な精神構造は残念ながら人生始まって以来持った事がないんだが? お前に誤解されるとは残念だよ(笑)

  2. ミロ・アーヴィング・フェアファックス より: 返信

    …よかったね。
    カミュんとこは納得いく試合で…(沈)
    イタリアが平和で羨ましいって、本当に一流の力を持っていれば、どことやったって勝てるんだからいいじゃん。強ければ最後まで勝つし、弱ければ頂上にはいけないんだ。そういう意味じゃ、本当に実力がある国に優勝して欲しいから、今年の優勝はアルゼンチンかな…。あそこが今年はビカイチ綺麗な試合をしている。
    やっばりさ、激しく厳しい試合の中でも、今日のジダンのプレイのように美しさが出せるって、偶然じゃないんだよ。積み重ねてきたものがあって、そうゆうところで出せるのがむしろ本当の「美しさ」なんだと思うよ。
    際の際までいって、そこでも相手を上回れる瞬間により美しい瞬間が訪れるんだ。そこを目指して日々体に叩き込むようにして練習を重ね、機能を体に叩き込んでいくんだ。ある意味、音楽だって同じだろ? で、そこでやっぱりこの4年間何をしていたのかが見えてくるじゃないか。もちろん、偶然や、WCUPという不可視の力が働く瞬間もあるかもしれないけれど。
    悔しい事に、今のイタリアはやっぱりそこまで集中が出来ていない気がする。国内でのスキャンダルが色々あったのも事実だけど…。でも、それすらもやっぱりプロなら言い訳にしかならないんだ…。

  3. ドウコ・ジェファーソン・オルグレン より: 返信

    なんで、暑い暑いと文句を言いながら夏にこんな運動会をやるのかと不思議に思っていたが、いやぁ、やっと今日その理由が分かったぞ! 夏だからやるんだな?! 夏ならヴァカンスでみんなTVを見たり、海を渡っても問題ないだろうからな(笑)
    ところで、隣でシオンがサッカーの球は白黒ベンゼン環(化学でやった分子構造式らしい。ワシは地学だったから知らんが)模様の球だった、とずっとぶつぶつ言っているんだが、お前らなんか知ってるか?
    ああ、ベッカムはちょっと精神がきつくなると内臓にくるたちなのと、わりと精神面が体調に現れやすいんだな。
    あ、それから、今年の合宿の返事が遅れてるそうだ。みんな応援で忙しそうだが、そろそろシオンの毛が逆立って来ているので、せめてここを見ている連中は第113年度卒のファゴットのトーマスに一言入れといてやってくれ。

  4. カミュ・ルーファス・バーロウ より: 返信

    某先輩>
    仕事をしていないのではなくて、中断しただけです。現在、残業という制度がありませんから。勤務時間内に観戦して落書きを書き散らし、時間外労働もせずパブに入り浸っている人と一緒にしないでください。
    戦略家の先輩にしては珍しいことを言いますね。根拠の希薄な自信は先輩がもっとも嫌うところだと思っていたのですが、今のイングランドの完成度がブラジルのそれに上回るというなら根拠がないわけでもない。私にはそうは見えませんが。
    もっともブラジルは明らかに、まだ全力出し切ってないようですから、どうせ当たるなら先に当たって油断をつきたい、という計算なら先輩らしいですがね。
    ミロ>
    決勝トーナメントは、一流の力を持っていれば勝てるというものではないと思うよ。一流の力を持ったチームが複数あるのだから、事態はそう簡単じゃない。全部の試合で最高のコンディション、というのは人間である限り不可能に近いし(アルゼンチンの集中力は脅威だが、それもこの先どうなるかまでは分からない)。
    そういう意味では、イタリアはこれまで力を保存してきた。これが、単なる集中力不足ではなくて、戦略の一部であることを祈るよ。
    ドウコ先輩>
    ボールの模様、は…いつから変わったんでしょうね? 僕も知りません。

  5. シオン・メルベリ・ハーシェル より: 返信

    緊張が胃にくるのは二種、または四種。ベッカムとやらがどちらなのかは、試合をまともに見ていないので知らぬ。

  6. シュラ・アレクサンダー・コーツ より: 返信

    エインズワース、
    二学年も年下の後輩に随分と格好をつけているようだが、ドイツが勝ち上がるのが不満で「ドイツなんぞxxxxでxxxxしちまえッ!!!!!」などと書き込んでいたのは何処の誰だったかな。

  7. ミロ・アーヴィング・フェアファックス より: 返信

    戦術的な事で力の出し惜しみをしたいたのなら、本当にいいんだけどね…いい試合が見たいよ、ホント…(涙) ウクライナ戦、DFのネスタ欠場が決定したし…(太もも付け根の負傷のため)。
    一方、フランスとブラジルの試合はどうだろうね。フランス対ブラジルは、わりと名勝負が多いよね。1986年大会では、プラティニ対ジーコの名人対決があったし、この時は双方とも倒れのような壮絶なPK戦の末にフランスが勝利、って言われてるよね。オレはPKの記憶しかないけど。1998年決勝はジダンのヘッド2発が、ロナウドとリバウドのブラジルをノックアウトし、もしかしたら行けるかもよ? ジダンが運動量が落ちているのは仕方が無いけれど、ゴール付近でやっぱり目が点になるようなマジックを見せてくれる人だしね。
    シュラ>
    ロスの場合、ブラジルに勝つって言うスポットライト的な見出しを他国に譲りたくないだけだと思うよ…多分…。 ドイツへの雑言は…やっぱり自分のチームがただ単に一番可愛いだけでは?
    オレはそれより、イングランドが敗退した時のロスのdepressedの方が怖いよ…。

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