手紙その2

ミロから、手紙の返事が届いた。


ただの手紙にしては分厚い封筒で、何かやわらかいものが同封されていた。
ずっしりと重く、切手を所狭しと貼付けた封筒に何が入っているのか、少し期待して封を切ってみると……
中から、ころん、と、ラップに包まれた干しイチジクが三つ出て来た……(汗)
ええと………。
これは、単純に、プレゼント、という意味なのか、
イチジクは体に良いから食べろ、という意味なのか、
それとも、自分は菓子をつまむのを止めて干しイチジクを食べているから安心しろ、という意味なのか、
それとも……(汗)
(たしか、干しイチジクには瀉下薬としての効果もあったはず……)
まあ、いいか。
手紙の内容は、11月の件了承した、という短いもので、部屋を予約しに行ったら事務の女の子に興味津々で目的を聞かれて困った、と書き添えてあった。
休日に長時間ホールを借り切るなんて、コンサートでも企画しなければ普通はやらないから、またリサイタルをやるのか、と思われたのだろう。
ミロのコンサートは好評で、卒業演奏会の時にも早くもFanがついていたから、彼女もそんな一人なのかも知れない。
私としては、リサイタルにしてくれても全く構わないのだけれど。
(もっとも、その場合は別に伴奏者を立てた方がいいだろうが)
アンガス先輩とシャカ先輩の二人が太鼓判を押した演奏を生で聴けるのが楽しみだ。
 
 
しかし、この干しイチジク……
Whole Foodsに行けばこの切手代の半分以下で買えるのだけれど……(困)
さて、どうするか。
ひとつならともかく、三つもこのまま食べたいとは思わないし……
あ、
ワインで戻して、マスカルポーネと合えて、パスタのソースにするか。

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