アイオロス(人間)が拗ねている。
先日のミロの写真、私もロスから見せられたが、なかなか衝撃的な一枚だった……。
勿論、仕事だし、ミロの気持ちがカミュから動くことはあり得ないのは分かっているけれど、多分カミュは口ではなんと言っても複雑な気分に違いない。
と一瞬ロスから気を逸らせていたら、気がつけばロスが鼻歌を歌いながらコンピューターに向かっていた。
マウスに手をかけて、今にも送信ボタンを押そうというところだったので、問答無用でコンピュータの電源を引っこ抜いた。
当然、ロスは真っ青になり、何をするんだ、システムが壊れると抗議を続けたが、また後輩達の精神衛生によくないコメントをつけていた事に間違いないし、第一これは私のMachintoshだ。終了しないで電源切ったことなんてざらにあるし、全く問題なし。
当面、ミロとカミュの二人に絡むのは厳禁だと言い渡したら、拗ねてしまった……。
ロスが拗ねるのは今に始まったことではないし、2、3日放っておけば忘れるだろうが、気の毒なのはウサギのアイオロスの方だ。
不機嫌のあてつけに、ロスはウサギのロスの毛を毟り続けている。
(ウサギの)アイオロスは、餌欲しさにかなりひどい引っ張られ方をしても黙って毛を抜かれている……。
まあ、毛代わりが中途半端なまま冬毛が残ってしまって、本兎? も暑そうだし、抜いても下からちゃんと夏毛が生えているので大丈夫なんだが……。
それにしても、ミロは何故あんな仕事を引き受けたのだろう?
ヴァイオリンの借金なら、一生かかって返すつもりで構わないと、再三言っているのだけれど。