アイオロス脱走

題名の通りである。
アイオロスが脱走した。
困ったことに、エセルも脱走した……。


現在、我が家ではベッドルームに(兎の)エセル、リビングに(兎の)アイオロスが居を構えている。
それぞれの部屋の入口に柵を巡らし、言わば二重の壁だ。
どちらかが脱走しても、まだもう一枚壁が在る、と安心していたのに、家に戻って来てみたら、玄関で仲良く出迎えてくれた……(汗)
もっとも、既にエセルの方は避妊手術をしているので一緒にいても問題はないのだが。
(人間のアイオロスが涙を零さんばかりに抗議したが、昨年秋ついに病院に連れていった。兎の雌は子宮癌で死ぬ確率が圧倒的に高いので仕方がない)
それなのに何故部屋を分けているかというと、ロスがエセルを追いかけ回すからだ。
別にそれだけなら運動にもなるので放っておくのだけれど、問題は、エセルにふられたロスが呆然として、なんとも傷ついた表情をすることだ……。手術をする前は、柵越しにうっとりお互いの匂いを嗅いでいたりしたので、ああもきっぱりふられるとなかなか見ていて辛い。
ウサギがこんなに表情豊かだとは知らなかったのだけれど、本当に、この世の終わりのような顔をするので、流石に可哀想になって結局部屋を分けることにした。
ロスもリビングに独り住まいになって、独身生活をそれなりに楽しんでいるようだったのに、やっぱり久しぶりに会えば楽しいらしい。
それぞれの部屋に連れ帰った後も、ロスもエセルも目が生き生きとしている。
エセルはともかく、ロスとしてはふられてもやはり一緒の方がいいのか、なかなか判断に迷うところだ。
……多分、ロスも去勢するのが一番平和なのだろうが……
今度こそ、(人間の)ロスが本当に泣くかもしれないな……

「アイオロス脱走」への5件のフィードバック

  1. アイオロス・ヴィンセント・エインズワース より: 返信

    私と致しましては、「●勢」が執行されますくらいなら、バラ・マーケットに連れて行って食われてしまった方が、1,000tマシ、と明言させて頂きたい次第で御座います。

  2. サガ・エセルバート・シュローズベリ より: 返信

    最近のロスは、ちゃんと私が食事管理に気を付けているから、市場で売れるほど太っていないよ?
    それよりも、君の方が問題だな……
    最近、少しスーツがきつそうじゃないか。
    イングランド敗戦以来、少々肉食中心の食事になっていたから、この辺で少し菜食に戻さないとね。

  3. アイオロス・ヴィンセント・エインズワース より: 返信

    きつくないだろっ!!!!!!
    何を言うんだ、いきなり!!!!
    (大体、ここ最近、スーツを真面目に着てないだろうが、酷暑で)
    視力が落ちてるだろ、お前!
    生き物にはそれぞれの食生活におけるスタイルがあって、ウサギは草食、俺は肉食だ。
    大体、摂取に見合う運動をしていれば問題はないんだ。
    菜食にするなんてくだらない努力をするくらいなら、今晩付き合え!!

  4. サガ・エセルバート・シュローズベリ より: 返信

    おや、きついから着ていないのかと思ったよ。昨日はベルトを忘れて行ったし……
    ギネスの量も増えているようだし。
    睡眠もきちんと取らないと筋肉がたるむからね(笑)。
    夜は7時までに戻って来て、食事の準備も手伝って、9時過ぎには食事とシャワーも済ませられる、というなら考えてもいいよ。
    (まあ、無理だろうけれど。)

  5. アイオロス・ヴィンセント・エインズワース より: 返信

    お前な……(怒)
    ベルトは汗かいて気持ち悪いから気が進まなかっただけだ。
    睡眠は、深く眠れば一日4時間もあれば十分だ。
    修行しろ、修行。お前、そうゆうの好きだろう?(笑)

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