10時を回ってからの帰宅で、ちょっと気後れしていたんだけれど、機嫌良くアパートに入れて貰えた。(ほっ)
で、さっそくリビングの奥を覗いてみると…
あった! フトン!
懐かしい!!
その、みっしりとした質感! しかも、日本の布団より大きい!!
腕でぐいぐいと押して、感触を楽しんだ後、えいっ、と横になると背中の感触が懐かしい!
ちょっと近くに迫る天井をぼんやり見ていると、カミュが紅茶を運んで来てくれた。
起こしていたソファ・ベッドの背を倒してひろびろと広げたフトンの上に二人して寝転びながら、取り留めもない話をして過ごす。そのうち、カミュの体にじゃれつきような形になって、カミュの頭をいじっていたら、
見つけてしまった…。
白髪一本。
言おうか、言うまいか、迷って固まっていたら、訝しがられて、問われて、言ってしまった。
そしたら…カミュも固まってしまった……。
何秒かして、カミュがおもむろにオレの頭に指を突っ込んできて…
がしがしと何かを探す動きをした後、
一言。
「お前の髪じゃ、白髪かどうだか判断つかんっ!」
って、怒られた……。
しょうがないじゃん…。カミュの白髪って目立ってたんだよ…こう、コントラストが強いからさ…。
日本じゃ、若白髪は金持ちになるって言うから、立ち直りなよ…。
うちのエセルなんて、生まれた時から総白髪だぞ?
で、何?
バーロウは髪が白くなるほど苦労してるのか?(笑)