呪いその後

なんか更新滞る、とかいった端から何やってんだか、ですが(汗)
(日記は時間とネタが必要なんで、ちとやっぱり修羅場中は負担なのです、ゴメンナサイ!)
Webパチにお見舞いの言葉を下さった皆様、ありがとうございます(T▽T)
ちょっと新たな発見をしたので、そのご報告をば。


実は、私はもう二十年近く野口整体の世話になっていて(別にどこかおかしい、というわけではないです。野口晴哉氏の提唱した整体は厳密には体操ですので、治療ではありません)、渡米する時にもいくつか野口氏の著書を持ってきました。まあ、この著書、目を通すとこれまでの「健康」に対する考え方を百八十度ひっくり返される(かもしくは気違い沙汰として受け付けないか)大層なシロモノなのですが…
その中に、火傷についての記述もあって、実は火傷も暖めた方が治りが早い、と…。
まあ、これだけ見ると何いってんだか、という感じなのですが、理屈はこうです。
人間は石じゃないんだから、冷やせば反動で暖まるし、発熱すれば逆の効果が起こる。つまり、発熱している部分を冷やせば余計に熱くなる。
もうひとつ、冷えるということは、そこの部分の活動が抑えられているということで、治癒するためにはその部分が働かないといけないわけです。そこで、所謂「手を当てる」行為を人間は自然にやる。これはそこに気を集めている(整体では「愉気」といいますが)状態で、子供でも痛ければそうする事を知っているわけですが、それを意識的に自分でやると治りが早い。
前後の話の流れからして、「暖めた方が治りが早い」というのは、手をお湯にジャポンとやる、ということではなくて、その「愉気」でもって暖める、という事だろう、と私は勝手に思ってますが、コレ、やるとなると、勿論イタイわけです……大体やけどを冷やすのって、痛いから冷やすんだもんね(TT) 愉気をすると痛みが収まる事も多いんだけど、火傷の場合れっきとした炎症だから、やっぱ暖めたら痛いに決まっている。(野口さんも「治りが早い」と言ってるだけで、痛くないとは言っていない。)
昔、まだ整体を知らなかった頃、「火傷は加熱した分だけ冷やせば治る」と教えられて、よく氷で冷やしてました。でも、そうすると、冷たい間はいいんだけど、氷から手を離すと途端に滅茶苦茶痛い。痛いからまた氷水に手を突っ込む。いつまでこうしていればいいんだろう、とうんざりしてました。翌日になってもまだ痛い。水ぶくれはぶよぶよになるし。
で、今回、もう水ぶくれ確実にいい塩梅に調理されてくれた指をみて、ふと思ったのです。
この指、すぐに治ってもらわねば、原稿が書けん!!!!!(爆)
何日もジュクジュクぶよぶよしてるわけにはいかんのです…!!!
で、この際、野口理論を試してみることにしました。
つまり、冷やしもせず、放りっぱなし(笑)。
ホントは気を通した方がいいのだろうが、そんな事しなくても、もう奥歯ぎっちり噛み合わさるくらい痛いので、十分指に気は集まっている。ゴハン食べながら(やられたのは左手なので箸は持てる)、テレビ見て気を紛らわして、ちょっと痛みが収まってきたら少し愉気する(=痛み復活(TT))、ということを繰り返す事約1時間。
漸く、あまり痛くなくなってきたな、と思ったときに、自分の左手に触ってみてびっくりしました。
滅茶苦茶、冷たいんですよ、指が!
勿論やけどした所は火照っていたわけだけど、気がつくと、それ以外のところが冷たくなっている。火照っていた場所も、そーーーっと触ってみると、自分が思っていたほど熱くない。
つまり、外から冷やしてもらえなかったので、自分でちゃんと炎症部分の温度を下げた、というわけで……
やっぱり野口さんは正しかった、とちょっと感動。
ただ、冷えると細胞の働きが鈍って治癒能力も落ちるから、とりあえず、また愉気をしました。
(愉気といっても、火傷した部分に手をかざして、手のひらから怪我した部分に息を吐くつもりになるだけですが。手をかざすだけでも違うと思います)
すると、途端に痛みが復活するわけですが、それも、何回かそれを繰り返しているうちに、どんどん痛みが引いていきました。
先の「カミュの呪い」の投稿はその間に書いたものです。指曲がらないんで、ちと大変だったけど。
で、結局、その後寝る頃には、指を曲げさえしなければ痛みは全くない状態でした。
多分、冷やしてたら、翌朝くらいまではじわじわ痛かったと思う。
昔だったら、確実に瘡蓋になるのに3日かかった火傷で、しかも痕になったりしてたようなやつです。
二日目の現時点で、水ぶくれができてちと水が出たりしましたが、テープで覆ってないからジュクジュクになることもないし、もう指曲げてキーボード叩けます♪
最初ちょっとイタイですが、その後のこと考えたらこの方が断然楽です。
まあ、某氏をイジメる事なく、火傷なんかしないのが勿論一番ベストでしょうが、同業者の皆様はそういうわけにもいかないでしょうから(笑)もし呪いを被ってしまった時には一度試されてはいかがでしょうか。
そんなわけで、呪いその後のご報告でした。。。
(ところで、この呪いには続きがあるんだろうか……今、何故か近年稀に見る筆の早さなので、これが呪いにやられると困る……)

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