報告

みなさま、
昨日、当家のウサギのロスが、去勢手術後、麻酔から目が覚めず、亡くなりました。
生前ロスを可愛がって頂いた皆様に、心より感謝致します。


ロスは、初代の子ウサギのえせるが、我が家に来て3日後に下痢で亡くなってしまった後、またいつかえせるに会えると信じて、その伴侶としてウサギショップから連れて帰って来たものです。
最初の子を自分達の不注意から死なせてしまった悲しみを、ロスは癒してくれました。
だからこそ彼には幸せな一生を送ってほしいと願っていましたが、まだ残っていたはずの寿命をこのような形で断ち切る結果になってしまい、本当に残念です……。
一般に雄の去勢手術は難易度が低いと言われ、我々も手術の規模の大きさばかり気にしており、全身麻酔の危険に十分注意が向かなかった事が原因だったと思っています。
このようなケースは非常に稀で、手術そのものは問題なく成功したため、ドクターも想定していなかった結果のようです。
ロスは今年で5歳、今年春にエンセファリトゾーン症を煩いました。その事も承知の上で大丈夫だとの判断でしたが、その判断が甘かったのか、それとも彼がエンセファリトゾーン原虫により脳の非常に重要な部分を既にやられていたのか、理由は分かりません。
他のウサギの助けになれば、と思い、現在剖検を頼んでいますが、検査でどのような結果が出るにせよ、麻酔の危険を十分に検討しなかった責任は飼い主の側にもあると思っています。
えせるとプチが楽しそうに遊んでいるのを、遠くから眺めて悲しそうな顔をしているロスを何とかしてやりたい、という思いで決断したことでしたが、こういう結果になってしまいました。
後悔や悲しみは尽きませんが、今は、ただ、天国で自由に美味しい草を食べ、メスウサギの側を跳ね回ってくれている事を祈るだけです。
近日中に、House Rabbit Societyでhost familyを待っているウサギを一羽、譲り受けるつもりでいます。
ロスは本当に特別なウサギで、あのような子が他に居るとは思いませんが、シェルターでは毎日のように飼い主に飽きられて捨てられたウサギが安楽死の運命を辿っています。
ロスを本当に幸せにしてやれたか、あまり自信はありませんが、彼等よりはよい一生を送らせてやれると信じて、新しい仲間を迎えたいと思います。
8/22 追記
久しぶりに自分の書いたものを読み返していて、表現が適切でない部分があったため、訂正しました。
つくづく、気が動転していたのだと感じます。
シェルターには、確かに引き取り手のいない動物を安楽死させるという役目もありますが、それは本来の目的ではなく、里親を探すという大変重要かつ大変な仕事が本来の役目です。
里親探しを一生懸命行っている皆様に大変失礼な記述をしてしまったことをここにお詫びします。

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