夜にカミュと待ち合わせて、今カミュが任せてもらっているフランス料理のお店に状況検分に行く。
イギリスで仕事をした時に大変気に入って貰えて、その流れで今度はローマの…って話になったらしい。着々と仕事をこなして行くカミュには本当に頭が下がるし、自分も頑張らなくては、と思う(オレの方がよっぽど駆け出しで、経歴浅いんだよな…)。
イタリアに来てくれるって言ってくれたカミュの気持ちに答えられるように、しっかりしなくては…と思って、頑張っている筈なのに……。
今日、地区のvolunteerの打ち合わせに参加して来たら…エライコトになっていた……。
(ローマでは新築の建築は殆ど不可能な上に、内装や街の景観を壊すような建築に非常に厳しい。各地区には市役所員では手が回らないそういった、建築・装飾を市に通告するvolunteerがあって、オレはその自分の住んでいる地区のvolunteerにアドバイザーとして登録させて貰っている)
自分の地区のvolunteerだから、当然ご近所の人なんかもいる訳で…。
その、最近薬局で買い物が多いのはどうした訳だと、何故か本題そっちのけで聞かれた…。
……。
今年の初め、カミュがこっちに来た時に、慌てて通り向かいにある薬局で潤滑剤買ったのがいつの間にか知れ渡っていて…。
その後は、空港にカミュを迎えに行く道すがら、転々と場所を変えつつ買っていたのに、何故かステディな相手がいるとおばさん達に断定されて…。
(あの粘には途中で何度も挫けそうになった…(涙))
他に、一人建築士暦18年のベテラン、マティオも居るんだけれど、今回、彼は何故か笑ってばかりで救いの手を差し伸べてはくれなかった…。
凄く、凄く長い午後だった……。
最後に、
「男の子(!!子って何なんだ??……いや、イタリアのマンマに掛かれば、いつまでも俺たち「子供」なんだけど…)だから遊ぶのもいいけど、程ほどにしときなさいね!いいお嫁さん紹介してあげるから!!」
って背中バンバン叩かれたんだけど……どういう事?
オレに恋人がいるってわかってるんなら、応援してくれるのがスジってもんじゃないの??
帰る道すがら、男二人っきりになって、やっとマティオが口を開いた。
「お前、嫁さん候補12人いるからな」
……なんなんだよ…それ……。
オレは一人しか居ないって言うんだっ!!!(怒)
お疲れさま(笑)。
……今度から、必要なものは持参するよ。
ロンドンなら、それほど人の目は気にしなくてもいいから……
すっげぇー。
ますますパーフェクトな押し掛け女房<持参
書き忘れた。
通販すればいいだろが?