このところ毎晩、激しい攻防戦が続いている。
何の争いかというと、１１月末のアイオロスの誕生日前後に企画している休暇の過ごし方だ。
またキャンプと言われたら困るので、今年は早々に「何処かへ旅行する」ことは決まったのだけれど、その行き先が二転三転している。
最初は、ギリシャあたりへ行こう、ということになっていたが、ロスが何処からか「中国では結婚写真を撮るのが流行っている」と噂をききつけてきて（多分童虎先輩のところだろう……）、なんとしても写真を撮ると言い出した。
中国の民族衣装で写真を撮るくらいなら、まあ乗ってやってもいいかと思い、紫禁城や万里の長城を眺めに行くのも悪くはない、と旅行会社のパンフレットを集め始めた矢先。
今度は、アメリカに飛んで大統領選を肌で体感する、と言う……（汗）
そもそも、ロスはもう合衆国市民ではないし、よしんばcitizenであっても、この段階に至って市民が投票できるわけではないのだ。しかも、ちょっと前が広い座席があるからというので、今一番燃料サーチャージが高いUnited Airlineを予約しようとした！
このまま決済までされたら大変と、思わずインターネットケーブルをひっこ抜いたら、すっかり拗ねてしまった……。
明方三時すぎまで付き合って、漸く機嫌を直してもらって、当初の予定通り中国行きに落ち着いた本日。
大変な事が発覚した！
結婚写真といっても、中国の民族衣装を着て一、二枚撮るだけかと思っていたら、なんと早朝から深夜まで丸一日かけて、まるで映画のロケかポスターか、と見紛うような写真集を作るつもりだという……！
これが、そのサイトの見本。
その他の写真はこちら
費用はなんと1000ポンド程度かかるといい（写真を撮るだけなのに！）、このうちの大半は６回以上に及ぶウェディングドレスのアップグレード代らしい。
別のテーマを選ぶと、ロケーションまであるという……（そして多分更に高くなる）
ちょっと待て！！！
そもそも、何故ウェディングドレス？！！！！
いや、………
よく考えてみたら、貸衣装、ということは、身長190cm用のものは絶対ないはずだ。
よかった……それなりに身長があって……（ホッ）。