ひとつの時代が終わり

小さなえせるがいってしまってから、2ヶ月。
大切な友人から譲ってもらった車が、ついに引退した。


こうして、慣れ親しんだものと別れをつげるたびに、ひとつの時代が終わった、という気がする。
最初の子ちびえせるを失ってから、我が家に最初にきてくれた小さなウサギのアイオロスがゆき、えせるもその後を追った。
私達が最初に手にいれた車が、引退した。
今私達の手元に残ってくれている二代目アイオロス(マンゴー)も、新しいガールフレンドと現在お見合い中で、お互い気に入れば、また新しい世代が家にやってくる。
私達も、そろそろ、先に進む時がきているのかも知れない。
新しい車は、今度は新車をリースすることにした。また中古車を探す手もあったのだけれど、前の車がそれまでもちそうになかったのと、今マンゴーがえせるを失って不安定なので、車が手元にない期間を作りたくなかったからだ。
メーカーはどこにするか迷ったけれど、以前ミロが、日本の車は本当に優秀で小回りがきく、といっていたので、トヨタに決定。
ディーラーにいってみると、明らかに満身創痍の1992年のマツダ車に乗っている私達は見込みのある顧客と思われたのか、わざわざ中からセールスパーソンが出向いてドアを開けてくれた。
小さい車がいい、というと、彼のおすすめは、定番のカローラか、日本で部品から全部作っているScionというブランドのDxだとのことだった。
(Scionというのは街でたまにみかけたが、トヨタの社内ブランドとは知らなかった)
4ドアで、ハッチバック付き、後ろの座席は倒すと完全にフラットになる。
小さいとはいえ、カローラより馬力もあり、車高が高いのでなんとかアイオロスの背丈でも首がつかえずにすみそうだ。
アイオロスはアメリカ車並みの大きい車がいい、とごねていたが(もっと言えば、彼はシボレーがいいと最初は言っていた)、そんなものを停める駐車スペースはないし、ガソリン代もばかにならないので却下した。
ただでさえ、2年間で6千ポンドの出費。リース終了後に購入することになれば、1万ポンド近い出費が待ち受けている。せめて燃費が良くて、故障しない車にしなければ!
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小さくて小回りがきくので、こっそり「アイオロス」と名付けた。
勿論、初代の(ウサギ)のアイオロスだ。
これで茶色ならベストマッチだったのだけれど……
ところで、カミュはこの秋からローマ音楽院へ通っているはずだけれど、どうやらミロはそのことを知らないらしい……(汗)
余計な口は挟まない方がいいのだろうけれど……
しかし、これだけ同じ学内にいて、顔を合わせないように出来るなんて、カミュらしいというか、なんというか……(溜息)
プチとブラックベリは、イタリアで元気にしているかな?

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