Capriccioso Waltz

本当に頭に来たから、徹夜で仕事を片付けて、ロンドンまで飛んだ。

本日、午後２時。 ロンドンからファックスが届いた。 内容は楽譜…。

アイオロス先輩から連絡がきた。 曰く、一週間留守にして、年末の恒例のジャック・ルーシェのコピーバンドの練習をサボるから、二曲ほどコントラバスをミロに弾かせろ、と。 少し前までなら喜んで乗ったところだが、 先輩もタイミング […]

目の前に置かれた指輪を眺めて、顔色を赤から蒼白まで五段階に変化させた後で、漸く呟いた一言。 「ええと……カミュ、有り難う。うん、凄く、嬉しい……んだけど………オレ、今、金ない………（汗）」

疲労困憊の一日だった。何度冷や汗をかき、心臓が跳ねたか…。もう、もう、本当に疲れた。

漸くミロの仕事が少し落ち着いたというので、遅ればせながら、誕生日のプレゼントを届けにローマまで来た。